2024年のNHK大河ドラマは「光る君へ」
源氏物語を書いた紫式部ゆかりの地と知られている大津市は、滋賀県の北東部に位置する人口約34万人の市です。
琵琶湖の南西岸に位置し古くから交通の要所として栄えてきた歴史ある街で、石山寺や近江神宮などの観光スポットがあります。
今回は紫式部ゆかりの地大津市の魅力と口コミ評判をご紹介します。
石山寺と近江神宮から琵琶湖の風景まで、源氏物語の舞台で辿る滋賀県の魅力を紹介
大津市は、滋賀県の中でも特に魅力的な街です。石山寺や近江神宮など、紫式部ゆかりの地を訪れることで、彼女の足跡を感じることができます。さらに、琵琶湖や比叡山などの自然の美しさも魅力の一つです。大津市の魅力をたっぷりとご紹介します。
大河ドラマ「光る君へ」の放送を契機に、ぜひ大津市を訪れてみてください。
紫式部と源氏物語
紫式部の生涯と源氏物語の背景紹介
紫式部は、平安時代の貴族女性で、世界最古の長編小説とされる『源氏物語』の作者です。
『源氏物語』は、光源氏の恋愛と人生を描いた物語で、全54巻にわたり、主人公の光源氏の視点から書かれており、当時の社会や文化を理解する上で貴重な資料となっています。
『源氏物語』は、平安時代の貴族社会で広く読まれ、その後も多くの人に愛され続け、日本語文学の最高傑作の一つであり、世界中で翻訳されています。
源氏物語が誕生した大津
紫式部は藤原彰子から新たな物語を求められ、筆が進まない日々を過ごしていました。
しかし、寛弘元年(1004年)のある晩、石山寺観音堂で琵琶湖の水面に映る美しい名月を眺めながら、彼女の中にひとつのストーリーが生まれました。
「今宵は十五夜なりけりとおぼし出でて、殿上の御遊恋ひしく・・・」
この名月の場面は後に須磨・明石の巻として『源氏物語』に取り入れられ、物語は続いていきました。そして、四年後の1008年、五十四帖にわたる『源氏物語』が完成しました。
源氏物語は、石山寺観音堂での祈りと琵琶湖の美しい名月によって生み出されたのです。
その縁を感じながら、大津市の石山寺や琵琶湖を訪れ、紫式部の足跡を辿ってみるのも素晴らしい体験になることでしょう。
石山寺
石山寺の歴史と由来
石山寺は、滋賀県大津市にある真言宗の寺院です。本尊は如意輪観音菩薩で、西国三十三所観音霊場の第13番札所となっています。
石山寺の由来は、747年(天平19年)に聖武天皇の命により良弁僧正が開創したと伝えられています。
石山寺は、歴史と文化の面で重要な寺院であり、多くの人々に親しまれています。
石山寺と紫式部の関係
石山寺は、紫式部が『源氏物語』を執筆した場所として知られています。紫式部は、藤原道長の長女・彰子の女房であり、石山寺に住みながら『源氏物語』を起筆したと伝えられています。
石山寺の見どころ
石山寺の見どころは、以下の通りです。
- 東大門:石山寺の正門で、美しいフォルムが印象的。
- 月見亭:瀬田川を見下ろす絶好の眺望が楽しめます。
- 多宝塔:日本最古かつ最も優美な多宝塔で、国宝に指定されています。
- 光堂:懸崖造りの建築で、眼下に広がる牡丹園との風景が美しい。
- 閼伽井屋:石山寺の井戸を指す建物で、歴史と威厳を感じさせる雰囲気。
- 石山貝塚碑:縄文時代の遺跡を記念する碑。
- 花の寺:四季折々の花が楽しめる。特に秋の紅葉が美しい。
- 春夏冬の風景:季節ごとに美しい景色が楽しめる。春は桜、夏は青紅葉、冬は梅が魅力的。
近江神宮
近江神宮の由来
近江神宮は、滋賀県大津市にある神社です。主祭神は天智天皇で、古都・近江大津宮の跡地に創建された神社です。
近江神宮の由来は、1940年(昭和15年)に、皇紀2600年の記念事業として、天智天皇を祀る神社として創建されました。近江神宮は、天智天皇が日本で初めて水時計を使ったことから、境内に時計博物館があり一般公開されています。
近江神宮は、歴史と文化の面で重要な神社であり、多くの人々に親しまれています。
近江神宮の魅力的な行事
やっぱり、近江神宮と言えば「ちはやふる」です!
百人一首かるたの祖として知られる天智天皇を祀っていることから、「かるたの殿堂」とも称されます。年々多くの参拝客が訪れ、その人気は高まっています。近江神宮は、歴史と美しさが融合した魅力的な神社です。
大河ドラマ「光る君へ」PR看板がJR石山駅に登場!
びわ湖大津ふるさと観光大使の漫画家、唐々煙氏が新たに描き下ろしたイラストを活用したPR看板がJR石山駅に設置されました。このPR看板は延べ幅約9.5m、高さ約3.0mの大きさで、地域の魅力を一目で伝える役割を果たしています。
石山寺に参籠していた紫式部が、中秋の月がびわ湖に映える光景を目にし、「今宵は十五夜なりけり」と書き記した場面をイラスト化。
イラストを描いた唐々煙氏は滋賀県大津市出身であり、代表作である「曇天に笑う」は、大津を舞台にした物語であり、作中に登場する曇神社は、実際の唐崎神社をモチーフにしています。この作品は2014年にテレビアニメ化され、舞台や実写映画などでも幅広く展開されています。
大津市・紫式部口コミ評判
大河ドラマどうする家康から光る君へに少しずつシフトしつつありますね。
- 町歩きで急がば回れの語源となった瀬田唐橋に行った
「急がば回れ」の語源は、室町時代の連歌師・宗長の歌「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」からきています。この歌は、江戸と京都を結んでいた五街道の一つ・東海道の途中にある琵琶湖のことを詠んだ歌です。
歌川広重の浮世絵、近江八景「瀬田の夕照」として描かれています
- 大津市の石山寺を数年ぶりに訪れました。
- 印象的だったのは石山寺の歴史ある本堂を見学できたことです。ここは紫式部とゆかりの深い場所で、その歴史を感じることができました。
- JR大津駅に描かれた大きなイラストは源氏の物語の一部だったと知り、来年の大河ドラマでどのように描かれるのか今から楽しみです。
- 石山寺は自然に囲まれており心が落ち着く場所でした。
- 石山駅から京阪電鉄に乗り換えて、紫式部ゆかりの石山寺や近江神宮を訪れ、大津駅でミシガン乗船で琵琶湖を観光するのは、この地域の魅力的な定番コースですね。
- ランチには瀬田駅から徒歩5分ほどの場所にあるセルポワもおすすめです。
- あさきゆめみし世代なので楽しみ