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新潟県ゆかりの作家!坂口安吾生誕117年!何を書いたの?何を読んだらいいの?(新潟県新潟市)

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坂口安吾を知ったのは松之山温泉について調べていたときのことでした。正直なところ彼のことを詳しく知らなかったです。

後日アシェットの江戸川乱歩のミステリーの世界で、坂口安吾の作品名「白痴」を見かけました。このタイトルが何か特別なものであることを感じ、彼の名前に再び興味を抱きました。

そして彼の生誕117年目を迎えることを知り、坂口安吾について詳しく調べてみることに決めました。坂口安吾が小説家としてだけでなく、評論家としても非常に重要な存在であることを発見しました。

彼の文学的視点や深い洞察力は、日本文学に多大な影響を与えてきました。

新潟県民として、機会があれば坂口安吾の作品に触れてみたいと思います。

彼の作品は出身地である新潟とのつながりを感じる機会となるでしょう。
坂口安吾の作品を通じて、彼の独自の視点と新潟の風景が交差する素晴らしい文学の旅を楽しみにしています。

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新潟県ゆかりの作家!坂口安吾生誕117年!

新潟市ゆかりの作家、坂口安吾。

彼の筆によって生み出された作品は信じられないほどの数、なんと600以上にも及びます。

安吾ファンにとって彼の作品群の中から自分のお気に入りを見つけるのは、まるで宝探しのような楽しみかもしれません。

坂口安吾は1906年10月20日に新潟市西大畑町で生まれ、旧制新潟中学から東京の豊山中学に転校し東洋大学印度哲学倫理学科を卒業しました。

彼が文壇で脚光を浴びたのは1946年に「堕落論」を発表したときでした。

この作品に込められたメッセージは「半年のうちに世相は変わった」と言われ、多くの人々に衝撃を与え、坂口安吾は太宰治らとともに無頼派の旗手として、精力的な創作活動を続けました。

彼の作品は日本の伝統主義や権威の欺瞞性を批判し、文明批評を展開。

戦後の文学や思想に大きな影響を与えましたが、1955年2月17日に群馬県桐生市の自宅で脳出血により48歳で亡くなりました。

彼の作品の中には「風博士」「日本文化私観」「白痴」「桜の森の満開の下」「不連続殺人事件」「安吾巷談」「安吾新日本地理」など多くの名作があります。

坂口安吾の作品を通じて彼の魅力的な文学の世界に触れ、彼の思想と創作に敬意を表しましょう。

坂口安吾生誕祭117

安吾 風の館

坂口安吾の生まれ育った中央区西大畑町に、彼の名声を讃える場所があります。それは「安吾風の館」と呼ばれる施設で、周辺には坂口安吾の生誕碑や詩碑、他の文化施設が建ち並んでいます。ここでは、坂口安吾の遺品や所蔵資料などの研究が進められており、さらに様々なテーマに基づいた展示が行われています。この場所を通じて、新たな坂口安吾の魅力が発信され、彼の文学的な遺産が後世に伝えられています。

坂口安吾の日本文化私観と万代橋

小学生の頃、万代橋という信濃川の河口にかかっている木橋がとりこわされて、川幅を半分に埋め立て鉄橋にするというので、長い期間、悲しい思いをしたことがあった。日本一の木橋がなくなり、川幅がせまくなって自分の誇りがなくなることが身を切られる切なさであったのだ。

万代橋は、新潟駅万代口から1キロメートルほど進んだ場所にある特徴的な六連アーチの橋です。坂口安吾はこの橋を「日本一の木橋」と称賛しましたが、彼が指していたのは2代目の橋です。この2代目の万代橋は、幅が6.7メートルあり、その長さは現在の約2.5倍に当たる780メートルにも達していたと言われています。坂口安吾にとって、この橋は特別な意味を持っていたことでしょう。

萬代橋

坂口安吾は日本文化私観のなかで、伝統とされるものの中には、時には恣意的で欺瞞的な要素が含まれており、特定の目的を達成するために意図的に「フェイク」の定義を採用している可能性があると言っています。こうした「伝統」が単に「伝統だから」という理由で盲目的に尊重されるべきでないと主張しました。

坂口安吾は、日本文化においても真実や本質を見極めることが重要であり、単なる伝統や形式にとらわれずに、批判的な視点でアプローチするべきだと考えたのです。

そのような彼の見解は、我々が文化や伝統を理解し評価する際に考慮すべき重要な観点となっています。

坂口安吾115

東京都内の古書市で誰も知らなかった坂口安吾の未発表小説が発見されました。

この作品は署名のみでタイトルがなく、原稿用紙41枚の未完の状態。

その内容は男女の愛憎がからみ合ったミステリー仕立ての復讐劇で、いつ書かれ、なぜ未完に終わったのか、その謎に今も多くの疑問が残ります。坂口安吾の115回目の生誕祭で彼の未知の作品が再び光を浴びました。

沢山ある作品の中から何を読めばいいの?

坂口安吾は戦前にファルス的ナンセンス作品『風博士』で文壇に登場し、一時は低迷しましたが、終戦直後に発表した『堕落論』『白痴』で時代を席巻し、太宰治、織田作之助、石川淳らとともに無頼派・新戯作派の地位を確立しました。また、芥川龍之介賞の選考委員として多くの作家を支え、歴史小説や推理小説で注目を浴びました。

坂口安吾は純文学だけでなく、歴史や随筆、フランス文学の翻訳、囲碁・将棋の観戦記など幅広い分野で活躍しました。彼の作品には独自の不思議な魅力があり、爆発的な性格と風変わりな作風が「がらんどう」のような風格を持つ稀有な作家と評されています。

hanami
hanami

ウィキ見てても読み切れないです

ラムネ氏のこと

「ラムネ氏のこと」は高校の国語教科書に掲載され続けている、楽しさとウィットに富んだ作品です。坂口安吾の作品は一般的な道徳観に逆らい、時に性的でグロテスクな要素を含むことから、教育現場では受け入れられにくい側面もあります。それでも、この作品が教科書に選ばれたことは、採択委員や教育関係者の選択が注目に値するものです。

信長

歴史好きな人にとってはまさにぴったりの長編歴史小説です。この作品は、人々が主人公に心魅かれ、次々と仲間が増えていくヒーロー物語のストレートな展開が、読者の心をわくわくさせる要素となっています。

不連続殺人事件

江戸川乱歩絶賛の推理小説の傑作

この作品は推理小説らしいスリルとサスペンス、怪奇な要素が含まれていません。通常、推理小説の殺人現場は凄惨で残虐、そして耽美な描写が一般的ですが、この小説はそのような残酷さがなく、複雑な人間関係そのものがトリックとなり、読者は純粋に犯人を探す楽しみを味わうことができます。推理小説の新たな側面を提供し、犯人探しの魅力を存分に楽しませてくれます。

肝臓先生

映画の原作として知られています。表題作である「肝臓先生」は、戦時中に患者に肝臓病を診断し、診察する医師である「肝臓先生」こと赤木風雲の物語です。この作品は、彼の滑稽でありながら真面目な人柄を描いています。

また、今村昌平監督による映画「カンゾー先生」は、同じ時期に発表された短編小説「行雲流水」の肉感的なヒロインを取り入れ、印象的に異なる猥雑で混沌とした今村ワールドを表現しています。この映画は原作小説をベースにしつつ、今村昌平監督独自のアプローチで魅力的な作品となりました。

坂口安吾作品を探す

坂口安吾ゆかりの松之山温泉。坂口安吾はこの美しい地を愛しその魅力を小説に多く取り入れました。特に小説『逃げたいこころ』では物語全体が松之山を舞台に展開され、この場所との深い結びつきが感じられます。彼の筆致によって松之山の美しさや魅力が繊細に描写され、読者に強烈な印象を与えることでしょう。

坂口安吾の作品を通じて、松之山温泉の魅力と共に彼の作家としての魅力も再発見してくださいね。

アシェット江戸川乱歩とミステリーの世界の第12号・13号で『不連続殺人事件』が掲載されました。
日本近代文学を代表する一人『堕落論』や『白痴』などが代表作ですが、推理小説も得意としており、なかでも『不連続殺人事件』はそのトリックの妙から乱歩や松本清張から絶賛を受けました。

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引用・参照サイト・プレスリリース素材:PR TIMES
この記事は、2023/10/04時点での情報に基づいて書かれています。

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