私が始めて木幡の幡祭りを見たのはお祭りではなくて復興祭イベントでした。
遠くから法螺貝の音が聞こえてきたとたん、サワサワサワと邪気が払われていくのを感じ、本当のお祭りではないのに凄いパワーだなと思ったものです。
木幡の幡祭りはいつ?
毎年12月の第一日曜日に開催です。
960年余の伝統を受け継ぐ国重要無形民俗文化財「木幡の幡祭り」は、福島県二本松市の木幡山一帯で開かれ、白装束姿の氏子ら約100人が高さ約9メートルある色とりどりの五反幡などを掲げて急な山を歩いて神社を目指し、無病息災や五穀豊穣を願います。
木幡の幡祭りはどこの神社のお祭り?
羽山神社・隠津島神社
平安時代の「前九年の役」(1051年から1062年にかけて)において、源頼義と義家は、安部氏に敗北し木幡山へと逃れました。
木幡山で勝利を願ったところ山は一夜のうちに雪で覆われる奇跡が起こりました。
その積もった雪のせいで攻めてきた安倍貞任の軍勢には、山の木々が全て白旗に見えたという話が伝えられています。
この言い伝えで木幡の幡祭りが行われるようになり、旗を奉納する祭りとして毎年12月の第1日曜日に開催されています。
この祭りでは、大小約100本の旗が羽山神社に奉納され、神社前での成人儀式なども特別な行事として行われています。
麓山(羽山)
福島県二本松市の旧・東和町と旧・岩代町の境界に位置する美しい円錐形の孤立峰。
この山は一般的に「ハヤマ」とも呼ばれ2017年1月まで花塚山が富士山が見える北限の山として認識されるまでは、この山がその役割を果たしていました。
山頂には三角点がありその露岩部には羽山神社が祭られており、古くから地元の信仰の対象とされてきたことが分かります。
この山の頂上は小さくて整然としており、パラグライダーのテイクオフエリアとして利用されており天候が良い日には、多くのパラグライダー愛好者がここで楽しんでいます。
山の麓は広大な牧場、リンゴ畑、サクランボ畑が広がる果樹園として知られ、地元に多くの恵みをもたらしています。
木幡の幡祭り駐車場は?
木幡住民センター付近駐車場、木幡山参宿所・治家公園付近駐車場など
「出立式」が木幡第一小学校の校庭で行なわれ、このあと幡を持って走る速さを競う「幡競争」の他に「木幡音頭踊り」や「東和太鼓」、餅つきなどが行なわれます。
コロナ禍で規模が縮小されているため2023年の情報は近くになったらTwitter等で確認が必要です。
公式サイト⇒隠津島神社
2015年復興祭で木幡の幡祭りを見ました
福島県の「木幡の幡祭り」は、美しい幡行列が初冬の空を彩る、特別な祭りです。この祭りは、平安時代後期の「前九年の役」で陸奥国の指導者である安倍頼時と征夷大将軍の源頼義が戦った歴史的な出来事に由来しています。
この祭りのハイライトは、「権立(ごんだち)」と呼ばれる成人儀礼です。地元の若者たちは、険しい山を登り、山中にそびえる巨大な岩の隙間をくぐり抜ける「胎内くぐり」という儀式を経て、大人として認められる瞬間を迎えます。
2021年は新型コロナウイルスの影響で、祭りは規模を大幅に縮小し、「権立」が中止され、「幡行列」も例年の約1/3の規模で行われました。しかし、この祭りの伝統を大切にし、守り続ける祭りの人々の熱い思いを感じさせる瞬間でもありました。実際、2011年の大震災の年にも、祭りは中断せずに行われました。
番組では、祖父や父から受け継いだ思いを胸に抱えた若者たちが、祭りを通じて成長していく姿を追跡しています。
ダイドー日本の祭り
2015年の写真
ふくしま農家の夢ワイン
「一慶(いっけい)」は、JR東日本の寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」で提供されている特別な赤ワインです。このワインは、日本独自のブドウ品種「ヤマ・ソーヴィニヨン」だけを使用して造られており、醸造はふくしま農家の夢ワインが行っています。
一慶は、「ファーマーズワイン」として知られるふくしま農家の夢ワインのなかでも特に優れた銘柄です。福島県二本松市にあるワイナリーで製造され、そのワイナリーで試飲や購入もできるのが特徴です。
この一慶は、TRAIN SUITE 四季島の運行が始まった当初から提供されており、その高い品質が高く評価されています。