冬シーズン到来!豪雪地帯では、一晩で50cmも雪が積もることがあります。
雪道運転にはスタッドレスタイヤやタイヤチェーンが必須ですが、近年、手軽に装着できる布製タイヤチェーンが注目を集めています。
この記事では、布製タイヤチェーンの特徴とメリット・デメリット、チェーン規制に関する情報、布製タイヤチェーンの選び方と装着方法についてご紹介します。
また実際に布製タイヤチェーンを見たので所感を追記します。
チェーン規制とは?
チェーン規制は、異例の降雪時に、対象区間でタイヤチャーンの装着を義務付ける規制です。大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が出た場合に実施されます。
チェーン規制の運用イメージは急な上り下りがある峠などで、過去に雪による立ち往生や通行止めが起こった場所の中で、タイヤチェーンを着脱できる場所や通行止めが解除されるまで待機できる場所がある区間で実施されます。
チェーン規制区間では、
- スタッドレスタイヤ装着車
- チェーン規制適合の布製タイヤチェーン装着車
のみ通行が可能です。
新潟県におけるチェーン規制の実施箇所
- 国道7号線
村上市大須戸~村上市上大鳥(16km) - 上信越道
信濃町IC~新井PA4 - 北陸道
丸岡IC~加賀IC1
これらの区間では、大雪時に急な上り坂で大型車等が立ち往生しやすい場所等を選定し、集中的・効率的に優先して除雪を行う区間をいい、大雪時にチェーン装着指導や通行止めによる集中除雪を実施する場合があります。
以上がチェーン規制の実施箇所です。冬道でも安全運転を心がけてくださいね。
スタッドレスタイヤとタイヤチェーン
スタッドレスタイヤは雪道での走行性能を向上させるタイヤで、タイヤチェーンはタイヤに装着して滑り止め効果を高めるものです。
スタッドレスタイヤは雪道での性能が優れていますが、
- コストがかかる
- 凍結路面での走行性能は一般的にややチェーンより劣る
- 使用しない時に保管するスペースが必要となる
- 乗り心地が悪く揺れが大きい
- 燃費性能が若干不利になる傾向がある
といったデメリットもあります。
一方、タイヤチェーンは、金属製の場合は凍結路でのグリップ性能に優れていますが
- 取り付けが煩雑で時間がかかる
- 乾燥路での走行性能は劣る
- 金属製の場合、振動や走行音が大きく、乗り心地が悪い
- 耐久性が低く、切れやすい
といったデメリットがあります。
布製タイヤチェーンの種類と選び方
布製タイヤチェーンは、大きく分けて2種類あります。
- カバータイプ: タイヤに被せるだけの簡単装着
- 装着ベルトタイプ: ベルトでタイヤに固定するタイプ
カバータイプは装着が簡単ですが、耐久性に劣るのに対し、装着ベルトタイプは耐久性が高いですが、装着に時間がかかります。
布製タイヤチェーンを選ぶ際は、以下のポイントを参考にしましょう。
- 車のタイヤサイズに合っているか
- チェーン規制に適合しているか
- 装着方法が簡単か
- 耐久性があるか
布製タイヤチェーンの注意点
- 走行可能距離と推奨速度を確認する
布製タイヤチェーンは、雪道やアイスバーンでの使用を想定して作られているため、乾燥した路面での使用は避けるようにしましょう。
また走行可能距離や推奨速度を守ることが重要です。 - 駆動輪に装着する
布製タイヤチェーンは、他のタイヤチェーンと同様に、基本的には駆動輪に装着して使用します。 - 乾燥道路や駐車時には使用しない
布製タイヤチェーンは、雪道での使用を想定して作られているため、乾燥している道路では外すようにしましょう。
また駐車時間が30分を超える場合にも、布製タイヤチェーンを外すようにしましょう。 - 長時間の使用は避ける
布製タイヤチェーンは、金属製やゴム製のタイヤチェーンと比較して、耐久性が低く、切れやすい傾向があります。
長時間の使用は避け、走行可能距離を考慮に入れながら推奨速度を守るようにしましょう1.
布製タイヤチェーンのメリットとデメリット
メリット
- 価格が安い
- 装着・脱着が簡単
デメリット
- 耐久性に劣る
- 雪道での走行性能はスタッドレスタイヤに劣る
AutoSock 布製タイヤチェーン
AutoSockはノルウェーで開発された画期的な布製タイヤチェーンです。従来の金属製チェーンと比べて軽量で扱いやすく雪道での安全運転をサポートします。
あくまでも緊急用の雪道滑り止め商品。
雪道でタイヤチェーン同等の機能を発揮しますが
耐久性等の特性がタイヤチェーンとは異なります
新潟県で布タイヤの車を見た!雪道はやっぱりスノータイヤ必須
2024年、新潟の冬は雪が少なかったです! 1月2月は暖冬で「今年は雪が降らないのかな?」なんて思っていた人も多かったのではないでしょうか?
でも、やっぱり新潟は雪国! 3月に入ってからドッカーンと積もりました!私の家の周りも50cmくらい積もりましたよ。
雪道運転は本当に危険です。 特に高速道路は、ちょっとした油断で大事故に繋がる可能性もあります。
大雪の中、布タイヤチェーンを履いている車をを目撃しました。 都会ナンバーの車だったので、きっと子供たちとスキーに来た家族だったのでしょう。
こうして、リアルで布製タイヤチェーンを見ると、やっぱり布製タイヤチェーンは緊急用だなって感じました。
あと都会ナンバーの車はスノータイヤを履いていても車間距離を開けないから怖いです。融雪水で雪は溶けてますが、日陰は凍っていたりするので注意が必要です。
雪道運転の安全対策
- スノータイヤを必ず履く
- 車間距離を十分に取る
- 急発進・急ブレーキをしない
- 早めに減速する
- ノーマルタイヤの車は、雪道を運転しない
雪道運転は、いつも以上に慎重に! 安全運転を心がけて、楽しく過ごしましょうね!
まとめ
雪道運転には、スタッドレスタイヤまたはチェーン規制適合の布製タイヤチェーンが必須です。
スタッドレスタイヤは雪道での性能が優れていますが、価格が高く、装着・脱着が面倒ですが、布製タイヤチェーンは、価格が安く、装着・脱着が簡単ですが、耐久性に劣ります。
雪道を走行する際は、以下の点に注意しましょう。
- 車のタイヤサイズに合ったタイヤチェーンを選ぶ。
- チェーン規制の情報を事前に確認する。
- タイヤチェーンを正しく装着する。
- 雪道での運転は慎重に。
雪道運転は、普段の運転とは異なり、危険が伴います。十分な準備をして、安全運転を心がけましょう。
参考情報
- 国土交通省
- JAF